アコギとエレキって何が違うの?

アコースティックギターとエレキギターって何が違うの?

一番大きな違いは「アンプを通さないと大きな音が出ないギター」と「アンプを通さなくてもギターだけで大きな音が出る」というところです。

エレキギターは「エレキ」アコースティックギターは「アコギ」と省略される事が多く、アンプに繋いで音を出す事が出来るアコースティックギターはエレクトリック・アコースティックギター「エレアコ」なんて呼ばれてます。

エレキはバンド向けアコギはソロ、弾き語り、ユニット向けのようなイメージもありますが、エレキだけのユニットやアコギがメインのバンドも沢山あります!

自分の好きな音楽を自分の好きな演り方で自分の好きなように楽しみましょう!

1 アコースティックギター

アコースティックギター

一番の特徴はギター本体だけで大きな音が出て、アンプやマイク等を「基本的に」必要としないギターです。

「アコギ」とか「フォークギター」とか「生ギター」などと愛称で呼ばれることが多いです。

ボディの中は大きな空洞になっていて「サウンドホール」と呼ばれる大きな穴を伝わって音を増幅する仕組みになっています。

サウンドホール

ギターの真ん中に空いている丸い穴が「サウンドホール」です。

弾かれた弦がサウンドホールを伝わりボディの空洞の中で音が鳴る仕組みです。

■弾き方

アコギは基本的にストロークと呼ばれる右手を弦に対して上下に振り下ろす弾き方とアルペジオやスリーフィンガーと呼ばれる指で弦をはじいて弾く方法が一般的です。

ソロ(一人演奏)でストロークやアルペジオを使って曲に表情を付けて演奏したり、またデュオ(二人演奏)やトリオ(三人演奏)それ以上の人数で「アンサンブル」を考えながら演奏する事で同じ曲でも全く違った雰囲気に出来る。特に二人以上で演奏する時にお互いの息がピッタリ合った演奏が出来た時はプレーヤーにとって最高の瞬間となると思います。

2 エレキギター

エレキギター

エレキギターの特徴は「アンプ」と呼ばれる音を出す機材とシールドと呼ばれるコードで繋げて音を出します。

エレキギターはその形や搭載されているP.U.(ピックアップ)、使用するアンプやエフェクターによって無限の色のサウンドを得る事が出来ます。

 

■ギターアンプ

ギターアンプ

主に家庭練習用等で使用するワット数の小さい(5W 10W 30W等)アンプからコンサートホールや練習スタジオ等で使われる100Wクラスのビッグアンプまで色々な種類のアンプがあります。

Marshall(マーシャル)JCM800 Fender(フェンダー)ツインリバーブ MESA/Boogie(メサブギー)MK3 VOX(ヴォックス) ORANGE(オレンジ) Hiwatt(ハイワット) JazzChorus(ジャズコーラス:JC) Hughes&Kettner(ヒュース&ケトナー)etc…

ギターメーカーと同じくらいアンプメーカーもとても素晴らしいメーカーが世界中に沢山あります。

自分の音楽性に合ったアンプを探す事も永遠のテーマのひとつとなる事と思います。スタジオやライブハウス、楽器屋さん等で沢山のアンプを試すことをお勧めします。

■シールド

ギターシールド

ギターとアンプを繋げるコードです。シールドには長さやメーカーが様々ありますが音質やノイズ等エレキギターの特徴、サウンドを左右するとても重要なアイテムです。

ストラトキャスター

エレキギターはピックアップと呼ばれるマイクで音を拾ってアンプで音を増幅します。

ピックアップはリア/センター/フロントと3種類あるギターが多く(2種類や1つだけのギターもあります。)ピックアップセレクターと呼ばれる物で使用するポジションを選びます。

日本でフォークソングが流行った70年代。エレキギターを使用するバンドも多く活動をしていましたが、日本で大流行するのは1980年代になってからです。バンドブームの到来です。

3 エレクトリックアコースティックギター

エレクトリックアコースティックギター

アコースティックギターをアンプを使用して音を鳴らすことのできるギターです。

普通にアコギとしてアンプに繋げずに使う事はもちろんエレキギターのようにエフェクターをかけたり大型アンプで大きな音で演奏したりとアコギとエレキの「良い所取り」のようなギターです。

実際アコギの弦を張る人とエレキの弦を張る人がいます。

大型アンプで鳴らす場合に「ハウリング」防止の為ギターボディの中にバスタオルやTシャツ等を入れて「箱の鳴り」を残しつつハウリングを抑える方法を使ってるギタリストも多いと思います。

4 弦について

アコースティックギターとエレキギターの差の一つに「弦」の違いがあります。

アコースティックギターにはアコースティック用。エレキギターにはエレキ用の弦を張る事が基本お勧めです。

弦を張ろう!

時に、アコースティックギターにエレキの弦を張っている方がいらっしゃいますが、これは「有り」だと思います。個人的に。私もエレアコにはエレキ用の弦を張ってアコギというよりエレキを演奏するような感じで使っています。

逆にエレキギターにアコースティックの弦を張る事は辞めた方が良いと思います。3弦の種類(巻弦かそうで無いか)と太さが全く違う事もありますし、実際アコギの弦をエレキに張った事はないですが、弦のテンションが明らかに違うのではないか?と思います。

弦にも太さがあってアコギ用やエレキ用の中にも細かく太さが分かれています。太い弦の方がサウンド的に【太く】て【コシのある音】が出ると思いますが、細い弦は指にかかるテンションが軽い事で、細かいニュアンスを出しやすい(表現し易い)利点があると思います。曲によって弦を変えるミュージシャンも多いと思います。

色々なメーカー、色々な弦の太さを経験する事で自分に合った弦に巡り会えると思います。

全く同じ弦を違うギターに張っても全く違うタッチ感、ニュアンスになります。「これが一番」というものは無いと思います。

自分が一番良いと思える弦をチョイスする事が一番良いと思います。誰かの意見を聞きがちですが、それは辞めたほうが良いと思います。各々の「手」の大きさや「運指」によって合う弦、合わない弦はあるのです。